店舗軒先に設置された変形型BOXテントの生地張替え工事
東京都中央区
今回の案件は、建物の改修工事に伴う軒先テント生地張工事のご依頼となります。
ご依頼内容
改修工事を行う建築会社様からのご依頼となり、既存生地の撤去、鉄骨フレーム塗装は建築会社様にて施工されており、弊社での業務は新しい膜材の製作・施工となりました。
現調と採寸
今回の現場は、画像を見ていただけると分かりますが、軒先前立ての高さは変わらず、天井勾配が変化するという変形型BOXテントとなりました。
この様な形状のテントの場合、直線で全てをつなげればきれいに仕上がる膜が製作できると思うかもしれませんが、実は大間違いなのです。
すべてが直線にもかかわらず、天井面のサイズについてはねじれが生じていることから、寸法的にもねじれ分を加味して算出しないと、正しい寸法を導き出すことが出来ません。
よって現場における詳細寸法取が極めて重要となってきます。
テント生地の製作
仕上がりは画像をご覧ください。とてもきれいに仕上がっているではないでしょうか。自画自賛ではありますが、ここまできれいに仕上げるにはそれ相応の知恵、技術があってなせる技なのです。
出来上がり画像を見ただけでは、匠の技がどこにあるのかわかりませんが、天井膜と前立て部の繋ぎ合わせに全ての答えが隠されています。
また、今回お客様がチョイスされた生地がストライプということもあり、天井面、前立て面のストライプ柄の合わせにもとても気を使いました。なぜなら角度が違う為、どのようにつなげても柄は合わなくなるので宇が、見栄えの良い併せ方とそうでない併せ方があるためです。
膜材の製作技術の高さに加え、気遣いまでをもするとは自社スタッフながらあっぱれです。
施工から完成まで
現場における、型どり作業に通常の倍以上の時間をかけて、建築会社様にはご迷惑をお掛けしましたが、きれいに仕上がったテントを確認いただいて施主様ともに喜んでいただく事ができました。
更に建物の改修工事ということで、壁面の改修も行った様子でしたが、テントフレーム水上部に電気線が横に設置されており、電気線とテントフレームの隙間部の改修がされていませんでした。
そこで、建築会社ご担当者様に事情を説明し画像にて確認いただいた上で、急遽弊社にて、改修工事不足部のコーキング処理工事を行いました。
これで、壁面からの漏水は当面発生しない事でしょう。
どうもありがとうございました。