お庭のウッドデッキにセールシェード(巻き取り式)を新設しました

弊社ホームページをご覧になった個人のお客様より、セールシェードについて電話でご相談をいただきました。このお客様は、セールシェードについて既に下調べをされており、特にファクナー社の巻き取り式セールシェードについては熟知されていらっしゃいました。

ご相談の内容は、新築されたご自宅のお庭にセールシェードを設置したいというものでした。お客様は設置を希望される場所の図面をメールで送信してくださいました。
弊社では、お客様のご要望と送っていただいた設置図を基に、迅速にお見積書を作成し、ご提示させていただきました。

画像:ウッドデッキにセールシェード(巻き取り式)

製作・施工のスケジュール

その後すぐにお客様からご連絡をいただきました。セールシェードの完成までに約2週間程度かかることをご説明したところ、その場でご発注いただきました。

スケジューリング

  1. 現場の確認(設計士さんに下地状況の確認):1日
  2. 据付イメージを可視化(パース画の提出ご確認、修正):2~3日
  3. 柱の製作:1日
  4. 柱の据え付け工事(詳細寸法計測):1日
  5. セールシェード図、セールシェード膜材製作:10日程度
  6. 施工:1日
画像:ウッドデッキにセールシェード(巻き取り式)

現場の状況確認

ご発注後、まずは設置現場の状況を詳細に確認するため、住宅を設計された設計士さんに下地について詳しくご教示いただきました。その結果、以下のことが判明しました

1.高気密住宅であるため、外壁材から下地柱材まで145mmも中に柱があること
2.一般的な取付金物とコーチボルトでは対応できないこと
3.ステンレス製の特注取付金物を製作する必要があること

また、この現場確認の際に、パース画製作に必要となる寸法などの情報も併せて取得しました。

パース画像

製作と施工の準備

ステンレス金物の製作、柱の製作、パース画の製作を弊社の各部署にて同時に進行させました。

セールシェードの耐久性と意匠性を最高のレベルで据え付けるためには、最終寸法の採寸がとても重要となります。そのため、各箇所をレーザーで最低でも3回以上、計測を行います。

画像:ウッドデッキにセールシェード(巻き取り式)

施工の詳細

施工は柱の据え付けから始まりました。重機を入れられる場所ではないため、セメントの搬入、掘削、セメント練り、配筋、溶接、打設といったすべての作業を職人の手で行いました。

今回の施工では、一か所だけ問題が発生しました。事前に設計士さんと綿密な打ち合わせを行い、施工前にも現場にて間違いがないか確認していました。下穴をあけ、取付金物を順調に取り付けていたのですが、最後の一か所で問題が起きました。

下穴を開けると、壁材の下に何もないまま200mmドリルの刃が入ってしまいました。このとき、もしかすると20mmずれている可能性があると判断しました。すでに開けた下穴から探ってみると、予想通り20mm程度離れたところに下地があり、設計士さんの記憶違いだったようです。

幸いなことに、今回は取付位置が40mm外側に出ることになったものの、セイルシェードの据え付けには問題なく対応することができました。

画像:ウッドデッキにセールシェード(巻き取り式)

完成

完成したセールシェードは、4面ともに美しい曲線を描きながら、しっかりとテンションが掛かり、ウッドデッキに大きな日陰をもたらしています。

これで真夏の炎天下でも、お子様が楽しくプールで水遊びができ、ウッドデッキでご家族の皆様が笑顔になれる空間に生まれ変わることでしょう。

ご主人のこだわりが詰まったお庭のウッドデッキにセールシェードを新設する、素晴らしい現場の施工をさせていただき、お礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

ビフォーアフター
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