たばこ店の軒先に雨除け用デザインテントを新設工事
東京都港区白金
今回の案件は、たばこ屋さんの店主様より電話にてご連絡をいただきました。
「お店の入り口にテントを付けたいんだけど・・」というご相談でしたので、早速スケジュール調整した上でお店に伺うことになりました。
ご相談の内容
たばこを販売しながら、喫煙スペースを店内に設け、愛煙家の方のためにたばこの購入だけでなの憩いの喫煙スペースを提供している、素敵なお店です。
店主様によると出入口にテントを付けてあげれば、雨天時お客様が濡れずに傘をさせるのではないかと考えているとおっしゃっておりました。
また対面販売を窓越しに行うこともあり、雨天時はテントがあれば便利になるからともお考えでした。
現調とご提案
しかし、テントの設置に少々問題がありました。
道路と敷地境界が数センチメートルしかなく、店主様もそれを気にされており、役所に問い合わせを行ってみないとどの程度前に出せるか不明でした。
店主様としては道路占用許可が必須であるならば、許可を取ってからテントを取り付けたいとお考えでしたので、店主様のご希望サイズを伺いお見積もりとパース画をご確認いただいた上で、役所の確認業務を行うという運びになりました。
許可申請の代行
見積書、パース画を提示させていただき金額的にご了承をいただけたので、次は役所に確認です。
都庁、警察署に連絡をし道路占有許可、道路使用許可の手続きを進めると、店の前の道路は歩道が旧式となっており、道路改良工事の計画が立っているため、通常歩道よりH2500で許可できるとのことでした。
しかし、今回は歩道よりテント下場がH2650になる様設計するよう指導がありました。パース画で作成した状態より150㎜程度上に取り付けなければ、許可が出ないことを店主様に説明した上での承諾を得て、手続きを進め許可を取りました。
さらに、テント設置の道路使用許可とは別に、工事の為の道路使用許可も申請し、無事工事日程を決定することが出来ました。
製作と施工
いつもながら役所が絡むと、思うようにスケジュールが進行出来ず大変な思いをしますが、クリアーしなければならない事なので、淡々と業務遂行です。
役所の許可が出てから、製作の開始となります。
当初のご依頼では、1F正面部、2F窓ガラス部の2か所にテント取付を計画してきましたが、2F部においては建築物扱いということで、役所からの許可が出ませんでした。
このように希望を申請しても、通らない場合があるため、許可がおりてからの製作となります。弊社テントファクトリーにて鉄骨フレーム、テント生地を製作し、現場での施工は半日程でした。
完成
施工につきましては、道路使用許可を取ったこともあり、警備員2名が誘導を行いながらの施工となりました。
通常の現場より申請書類作成、申請時間、許可待ち、許可受取、警備員手配と通常の現場より時間も費用も要しましたが、店主様には大変喜んでいただく事が出来ました。
ワンストップサービスで全ての業務をお任せいただける、当社の強みを生かしたお仕事をさせて頂きました。どうもありがとうございました。