新店舗に高品質室内装飾テントを施工 | オーダーメイド意匠テント施工事例

東京都新宿区神楽坂

都内の名高い設計事務所様からのご依頼により、新規オープン予定の店舗における室内装飾テントの設計・製作・施工を担当させていただくことになりました。

プロジェクトの経緯

まずは設計事務所様からご提示いただいたパース画を丁寧に分析し、詳細な見積書を作成。ご検討いただいた後、正式なご発注をいただき、ご提示いただいた寸法に基づいて精密な作図作業に取り掛かりました。

課題と対応

新店舗のオープンに向けて現場の工事は日々急ピッチで進行しており、実際の空間の細部はパース画と異なる部分が生じてきていました。このような状況を設計事務所様から事前に伺っていたため、鉄骨フレームの製作には最終的な現場調査が不可欠であることを認識していました。

しかしながら、オープン日が刻一刻と近づくにつれ、当初の計画を変更せざるを得なくなりました。設計事務所様からは「現場の最新状況を踏まえた採寸データを共有するので、それをもとに製作を進めてほしい」とのご依頼をいただきました。限られた時間の中で最高品質を提供するため、提示いただいた最新データを細部まで分析し、精密な鉄骨フレーム図を作成。設計事務所様の承認を得た後、直ちに鉄骨フレームおよび専用生地の製作工程に入りました。

施工当日の状況

オープンまであと5日という切迫した施工日には、店内では電気工事、ガス設備、左官作業、厨房器具の設置、冷蔵庫の搬入など、様々な業者が同時並行で作業を行っていました。限られたスペースの中で効率的に作業を進めるため、足場の設置方法や作業順序について、経験豊富な現場監督さんに綿密な調整をしていただきました。

予想通り、現場は共有された寸法と完全に一致しているわけではなく、一部に誤差が生じていました。そのため、技術スタッフが迅速に現場でフレーム寸法を再計算し、必要な加工を施しました。何度もの微調整と試行錯誤を重ねることで、空間と完璧に調和する美しい仕上がりを実現することができました。

仕上がりと成果

現場での臨機応変な対応と技術力の成果として、まるで最初からその空間のためにデザインされたかのような、ぴったりとフィットする仕上がりとなりました。現場での急な調整とは思えないほどの精度と美しさを実現できたことは、当社の技術力と経験の証と言えるでしょう。

意匠テントは機能性だけでなく、何よりも空間の雰囲気を決定づける視覚的な美しさが重要です。今回のプロジェクトでは、堅牢な鉄骨フレームの構造設計はもちろんのこと、生地の素材選びから裁断、縫製に至るまで、細部にこだわり抜いた納得の出来栄えに仕上げることができました。設計事務所様からも「イメージ以上の仕上がり」との高い評価をいただき、新店舗の魅力を一層引き立てる空間演出に貢献できました。